体験版を2020年4月25日開催予定のゲームマーケットで頒布します。
クラウドファンディングは2020年冬のイベントで決定版として頒布する「東方カードゲーム(仮)」の制作費を集めるために行います。
制作費の大部分はイラストの依頼料になる予定です。
なぜ絵を自分で描かないのか?
私はロリキャラとアニメ塗り以外うまく描けません。
それ以外はどうしても情熱が筆の先から抜けていくので向いてないようです。
先に謝っておきますが、体験版はみんなロリになります。
東方キャラクターは描き手の解釈(趣味)によって性格だけでなく体型が変わるところがあり、それもまた東方二次創作の好きな部分なので、私一人の解釈だけでない東方キャラクターを複数のイラストレーターさんに描いていただきたいです。
制作費の大部分がイラストの依頼料になる理由
本作に必要なイラストの枚数は64枚です。
イラストの依頼料だけでいくらかかるのでしょうか。
新規の描き下ろしイラストだけでとんでもない金額になるので、既存のイラストを使用できないか訊いてみて使用料を支払う形もこの依頼料の中に含んでいます。
仮に1枚3万円で64枚描いてもらうと約200万円です。
イラストに200万円かけたら、あとは多売で単価を抑えるために1000部印刷して印刷代は30万円程度になって最終的に合計250万円の制作費のものを原価の2500円まま頒布して完売すればトントンになります。
個人でやるには非現実的な数ですね。
もしこれが個人じゃなかったらどうなるのでしょう?
そういうわけでクラウドファンディングをしようと思いました。
そもそも東方Project二次創作のクラウドファンディングをしていいのか?
私はグレーだと考えています。
東方Projectは東方アレンジに関するクラウドファンディングが成立している一方で、デジタルの同人ゲーム制作を原作サイドから止められたという話も(真偽はともかく)ありました(問題点は海外資本のクラウドファンディングサイトだったからかもしれません)。
2011年のガイドラインの禁止事項にある「原作の流通(一般的な同人流通)を越えた形態での販売(海外向けのダウンロード販売等)」に抵触します。
現在、原作の流通はPS4やSwitch、DMMでダウンロード販売しており、企業もそれに準じた流通を行っています。
クラウドファンディングは間違いなく即売会ベースの流通を超えていますが、ダウンロード販売を行っている原作の流通を超えていないと判断しています。
クラウドファンディングだとお金お金って感じがして個人的には理想とは異なります。
理想は、みんなが一つの企画にお金を出し合って、お金を出した人同士で楽しむ感じです。
企画の遂行は私や協力してくれる方でやります。
しかし、そういう都合の良いサービスはありません。
クラウドファンディングを開始するのは4月下旬の予定です。
しかし、正直まだ周知が足りていないのでこのままでは企画不成立になるでしょう。
あるいはクラウドファンディングを始める前にお達しが来るかもしれません。
ダメならダメということです。
自分から尋ねに行っても良いかもしれませんが、もし私が原作者なら普通にダメだと突っ返すと思うので、こちらから尋ねに行かずあくまで同人的な姿勢でいたいと思います。
もしもクラウドファンディング開始まで何も連絡が無く、クラウドファンディングの最中にダメだと言われた場合はダメだと言われた時点で企画不成立とするので、支援者に返金できるようにAll or Nothing方式にします。
お金と権利の話ばかりですが、イラスト抜きの状態で遊んでもらえれば、どれだけ原作リスペクトされているかが伝わるはずです。
原作のどれをリスペクトしてるかは言わぬが華でしょうか。
追記(2020/03/14)
この記事を公開し、コメントをいただきました。
過去の事例を紹介していただけたので、それを参考に方針を変えます。
まずはクラウドファンディングサイトに可否を取り(現在回答待ち)、可であれば原作者に可否を取りに行きます。
また、ダウンロード販売とクラウドファンディングの違いは過剰にお金を集める部分だと思うので、ファンディングという形式にこだわらず完全受注生産にしても良いでしょう。
ただ、私がクラウドファンディングで魅力に感じているのは企画を実行できるだけの注文が無かった時に返金される仕組みなので、それが実現できる完全受注生産が構築できそうならそちらも検討しています。
さて、このゲーム作りのゴールとロードマップを公開しましょう。
ゴール
「2年間続ける/拡張版を3つ出す」の両方を達成する
いつやめるか
赤字になったら/原作者にNGを出されたら
※これを掲げてる限り、四半期決済を公開していく所存です
※本作は東方Projectの二次創作です。ZUNさんの方針が変わったらそれに準じます。
赤字になったらやめる理由は同人活動を続けられなくなるからです。
お金に余裕があるから創作しているのではなく、創作活動を同人として行っています。
本業もクリエイター業ですが、まだロリじゃない存在を動かす仕事です。
私はロリを書きたいから同人活動をしています。
仕事の方もいずれ自分の書いたロリで食っていくつもりなので、将来の夢はロリのヒモです。
そのあたりよろしくおねがいします(スマイル)。
(過去作に幼馴染もちらほら出てきますが、幼馴染はロリの延長なので私の中ではロリです。詳しく話すと長くなりますので割愛)
ゴール後
- 企業に頒布を委託し、全国に流通する理想ルート
- さらに2年間続け、赤字にならずエラッタした基本セットと拡張版を3つ出すのを新しいゴールとする現実ルート
- 英語版と中国語版を出す派生ルート
- デジタル版を"Play,Doujin!"で出す派生ルート
- 基本ルール
- カードの枠
- 基本セットにどのキャラクターを出すか
- 印刷所
- 基本セットはカード64枚
- 3月末までにテキストを固める
- 体験版を50部だけ制作し、ゲームマーケット2020春で頒布する
- 体験版はカード32枚
- 体験版にどのキャラクターを出すか
- 体験版のイラストはこれから描く(決定版で差し替え)
- 拡張セットは1~3まで出し、合計64枚
- 拡張セットの2つが1セット16枚
- 拡張セットの1つが1セット32枚
- 基本セットのテキストを作る
- テキスト内で使用するアイコンを作る
- 体験版と決定版共通のルールブックを作る
- 体験版の絵を描く
- 体験版の箱を作る
- 3月末に四半期決済を出す
- 絵の依頼料を尋ね、企画成立に必要な金額の概算を出す
- クラウドファンディングサイトに申し込む
- 体験版の通販・事前予約を開始する
- 体験版を入稿する
- クラウドファンディングを開始する
- 箱詰め作業
- ゲームマーケット2020春で体験版を頒布する
コミックマーケット97で体験版を頒布する(現在委託先を探し中)- GW(多分5/2)に体験版の大会を昼に開く(町田で開催予定)
- クラウドファンディングの結果が出る(失敗ならお蔵入りする)
- 拡張セット1~3のテキストを作る
- 決定版のテキストを調整する
- 拡張セットに使う絵の依頼料を尋ね、次の企画成立に必要な金額の概算を出す
- GW(多分5/6)に体験版の交流会を夜に開く(秋葉原で開催予定)
- イラストレーターに絵を依頼する
- 決定版のPRムービー用に楽曲の使用を申請する
- 6月末に四半期決済を出す
- ゲームの公式サイトを作って、ティザーで公開する
- 決定版のPRムービーを作る
- 決定版のPR記事、PR動画をブロガーや動画投稿者に依頼する
- ルール用ムービーを作る
- 決定版の箱を作る
- 公式サイトを公開し、PR用コンテンツをアップしてもらう
- 9月末に四半期決済を出す
- 決定版の通販・事前予約を開始する
- 決定版を入稿する
- 拡張セット1~3のクラウドファンディングを開始する
- 箱詰め作業
- 2020冬の例大祭、ゲムマ秋、冬コミで決定版を頒布する
- 総決算を出す
- 正月に決定版の大会を開く(町田で開催予定)
- クラウドファンディングの結果が出る
- 拡張セットの絵を依頼する
- 拡張セットのPRムービー用に楽曲の使用を申請する
- 2021年3月末に四半期決済を出す
- 拡張セットを3つ出しながら大会を開く
- 2年後編
マイルストーン
12月20日に基本ルールVer1が完成しました。まーたTCG作ったぞい— サイと|東方カードゲームCF準備中 (@sait3110c) December 20, 2019
3月13日時点の基本ルールはver5です。
2020年1月1日からテストプレイを開始しました。
3月13日時点で13回テストプレイを行っています。
テストプレイのログはこちらです。
https://togetter.com/li/1480637
テストプレイに協力してくれた方は約20人です。
普段は私を含めて3名ほどで回しています。
体験版の大会参加者から数名を決定版のテストプレイに招待する予定です。
制作の過程でテキストのデザインを任せた方が3名います。
今後もテキストのデザインは外部の方にお任せしていく予定です。
もしテキストのデザインをしたい人がいたらご連絡ください。
テストプレイ会に招待します。
クラウドファンディングするのは初めてですが、どうかお付き合いください。
よろしくお願いします。